本日はいかがなさいましたか?

ペインクリニックの診療

薬物療法

診療

薬物療法は、ペインクリニックの治療における中心的治療法の一つです。
いわゆる鎮痛薬も使用しますが、他にも国際疼痛学会(IASP)のガイドラインに則り、鎮痛補助薬を用いて痛みの軽減を目指します。内服薬は人によって感受性が異なるため、患者さんから痛みの具合をお聞きしながら調整して参ります。

神経ブロック

診療

神経ブロック療法とは、神経やその周辺に麻酔薬を注射して痛みを軽減する治療です。麻酔薬が痛みが伝わる神経をブロックすることで痛みを取り除きます。痛みが緩和されることで血流がよくなり、筋肉のこわばりもなくなることが期待できます。
一回で痛みが完治するものではなく、他の治療と併せて複数回実施するのが一般的です。神経ブロック療法には、いくつか種類があり、痛みの種類や症状により選択します。

主なものは以下の通りです。

星状神経節ブロック・硬膜外ブロック・神経根ブロック・腕神経叢ブロック・肋間神経ブロック・肩甲上神経ブロックなど

神経破壊ブロック

診療

長期間のブロックの効果を期待する場合には、神経破壊薬を使用する場合があります。言葉の響きは大変怖いものがありますが、一般的に行われている治療で、決して怖いものではありません。
癌疼痛では、半年から1年間、疼痛効果を発揮しますし、三叉神経痛治療では、微量で複数年も効果を発揮します。

主なブロックの種類は以下の通りです。

三叉神経ブロック・不対神経ブロック・腰部交感神経節ブロック・腹腔神経叢ブロック・上下腹神経叢ブロック・椎間関節ブロックなど

ニューロモデュレーション(電気刺激治療)

診療

ニューロモデュレーション治療とはニューロン(神経)をモデュレート(調節)する治療法です。
異常をきたした中枢神経系の機能を、微弱な電気刺激を行うことで修正・制御し、疾病や障害の治療を行うものです。 ニューロモデュレーション治療は、生活の質を向上させる治療法で、当院ではパルス高周波法や脊髄刺激法を施行しています。

椎間板内治療

診療

椎間板が原因でおこる腰痛に対して、椎間板そのものに針を刺し、局所麻酔薬を注入する椎間板ブロックや、椎間板の一部(髄核)を吸引する経皮的椎間板髄核摘出術を施行しています。(現在、本治療は施行しておりません)