本日はいかがなさいましたか?

放射線科の特長

画像診断

特長

当院における画像診断はCT、MRI、RI(シンチグラフィー)が中心です。CT装置2台(64列、16列)、MR装置2台(3テスラ、1.5テスラ)で、検査待ち日数ゼロを目指して、フル稼働しています。
特に平成30年に導入した3テスラのMRI装置は極めて高精細な画像が得られるため、脳神経、乳腺、骨軟部、婦人科領域などで威力を発揮しており、精度の高い診断に寄与しています。
また、これらの高額医療機器の共同利用、病診連携を推進すべく、地域の医療機関より画像診断依頼を承っており、100施設以上の医療機関から年間1600件以上の紹介を受け、画像診断を行っています。
画像診断を行う側は、少数精鋭ですが、少しでも早く正確な診断レポートを届けられる様、診断医一丸となって日々頑張っています。

IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)

特長

IVRとは 血管造影装置や、CT装置、超音波装置などの画像診断装置を用いて治療を行う手技です。これによって体内深部にある臓器や血管を切らずに治療を行うことができます。
具体的には、肝細胞癌等に対する動注化学塞栓療法、外傷を含め深部臓器の出血(喀血・消化管出血、腹腔内出血、婦人科出血など)に対する止血術、動脈瘤に対する塞栓術、CTガイド下生検、CTガイド下ドレナージ術などを行っています。
令和3年1月には最新の血管造影装置(Siemens社製AXIOM Artis)を導入し、低線量で高画質な撮影、短時間での3D画像撮影などが可能となりました。より高度な検査・治療によって、患者様方への治療への貢献を深めています。

放射線治療

特長

当院の放射線治療は1日20~30人程度、年間では250件前後行っています。
機器はトモセラピー(Tomotherapy)を用いております。本装置は、強度変調放射線治療(コンピューターを用い腫瘍部分に放射線を集中して照射する方法)に強みがあり、特に前立腺がん治療において有害事象(副作用)を減じることができます。
乳がん、前立腺がんの治療が多いのですが、その他、肺がん、食道がんなどはもちろん、骨転移や脳転移などに対する緩和照射も行っています。
なお、体幹部(肺がんや肝がん)の定位照射や小線源治療など、一部の治療は当院で対応できないため、他の医療機関との連携を行っています。特に九州大学からは定期的に放射線治療医の派遣を受けており、最適な治療を行うための相談や紹介などを行っています。

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