本日はいかがなさいましたか?

主な対象疾患と治療法

肝細胞癌

症状

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、肝臓に病気があっても初期には自覚症状はほとんどありません。

検査

腹部超音波検査・腫瘍マーカー・CT検査・MRI検査・肝腫瘍生検

治療

免疫療法(免疫チェックポイント阻害剤+分子標的治療薬併用:アテゾリズマブ+ベバシズマブ、免疫チェックポイント阻害剤×2剤:デュルバルマブ+トレメソブマブ、分子標的治療薬単独:レンバチニブ、カボザンチニブ、レゴラフェンブ、ソラフェニブ、ラムシルマブ)
経カテーテル的肝動脈化学塞栓術(TACE)
経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)

胆道癌

症状

黄疸、右わき腹の痛み、体重減少など

検査

血液検査・腹部超音波検査・CT検査・MRI検査

治療

ゲムシタビン、シスプラチンなどの併用による抗がん化学療法

肝硬変

症状

肝臓の機能が保たれている時期は自覚症状はほとんどありませんが、食欲不振や倦怠感などの症状が現れる場合があります。
肝硬変が進行すると、黄疸、腹水、肝性浮腫、肝性脳症などの症状が出現します。

検査

血液検査・腹部超音波検査・CT検査・MRI検査・肝生検

治療

難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)
腹腔 静脈シャント術
肝性浮腫・肝性腹水に対する利尿剤(トルバプタン)導入
高アンモニア血症による肝性昏睡・肝性脳症の治療
食道胃静脈瘤に対する内視鏡的治療
門脈大循環短絡路に対するバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)
脾機能亢進症、汎血球減少症、門脈圧亢進症に対する部分的脾動脈塞栓術(PSE)

慢性肝疾患・自己免疫性肝疾患

外来治療

C型慢性肝疾患に対するインターフェロンフリーの経口抗ウイルス剤治療(DAAs)
B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療
原発性胆汁性胆管炎・自己免疫性肝炎の治療