本日はいかがなさいましたか?

主な対象疾患と当院における治療

診断が未確定な疾患(不明熱など)

原因不明の発熱に対して、詳細な身体診察、血液検査、エコーやCT、MRI、組織検査などを行うことで診断します。診断後は、当科または専門科での治療を行います。
原因不明の疼痛、リンパ節の腫れ、食欲低下、全身倦怠感、めまい、検査異常や健診異常などがあれば、不明熱と同様に精査を行います。

感染症(敗血症、肺炎、腎盂腎炎、肝膿瘍、蜂窩織炎、感染性心内膜炎、伝染性単核球症など)

感染症の原因には、様々な病原微生物があります。重症度や全身状態の評価を行い、身体診察や画像検査により感染臓器の特定を行います。
また、各種培養検査を提出し、原因微生物の特定を行います。
上記診断に基づき、抗菌薬(抗生物質、抗ウイルス薬、抗真菌薬など)の投与、ドレナージなどの外科的処置、点滴による全身状態の維持などで治療を行います。

自己免疫疾患(電解質異常、血管炎、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群、多発性筋炎、IgG4関連疾患、自己炎症症候群、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能低下症など)

自己免疫疾患は、関節リウマチに代表される疾患です。自己免疫の過剰反応により発症するとされ膠原病と言われ、多くの疾患が含まれます。関節の痛みや腫れ、手足のしびれ、皮疹、発熱などの多彩な症状を呈し、特殊な肺炎や腎機能障害など全身の臓器を障害します。
軽症の膠原病は、当科でステロイドその他の免疫抑制剤を使用し治療を行います。中等症以上の場合は、専門医への紹介をしています。

生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症など)

生活習慣の指導や投薬にて、脳血管障害などの動脈硬化性疾患が進展しないように治療を行っています。