乳腺外科のご案内
ご挨拶

患者さんに寄り添う優しい医療をモットーに、お待たせしない診療を心がけています
乳腺外科部長
寺本 成一
当科では、乳がんを中心に良性、悪性を問わず対応しています。患者さんにとって最小限の侵襲で最大限の効果が得られるよう努めています。
当科で一番多い疾患は乳がんであり、乳がんの手術においては乳腺部分切除術、乳房切除術、乳房切除術+再建術を中心行っています。
乳腺部分切除術では、極力乳房内に傷を残さないように 乳輪、中腋窩線、乳房下縁など目立たない部位に切開を置いて根治性を失うことなく整容性にも力を入れています。傷も通常3~5cmで対応し、乳房内に切開を置いた際には切除部位からセンチネルリンパ節生検を行っています。
乳房切除術の際には、形成外科医師と協力し乳房再建を積極的に行っています。シリコン再建が保険適応になって以降280例近くの乳房再建を施術し、九州では有数の施設となっています。
特長
外来受診に予約は必要ありません。紹介状があれが当日にマンモグラフィと超音波検査を行い、同日に結果を説明し、必要があれば病理学的検査も追加しています。病理診断も迅速に行い、数日以内には結果を説明しています。紹介状がない場合でも同様に検査を行っています。
対象疾患
悪性腫瘍(乳がん、再発がんなど)に関して、手術、ホルモン療法、化学療法、放射線治療と、乳がんで行われる治療はすべて当院で行うことが可能であり、各部門の担当医師、看護師、薬剤師、その他のスタッフと協力して治療を行っています。
良性腫瘍(若年に多い線維腺腫、乳管内乳頭腫、葉状腫瘍、脂肪腫など)、乳腺炎などに対応しています。
手術を施行する際には、形成外科医師と協力し、傷はきれいに、乳房は美しくをモットーに治療に当たっています。
セカンドオピニオン
納得して治療を受けるためにも大切なステップです。極力患者様の都合に合わせ早急に対応します。
リンパ浮腫相談
リンパ浮腫外来を併設しています。熟練したスタッフが対応します。
リハビリ
リハビリスタッフが、術後の速やかで円滑な社会復帰実現をサポートします。
化学療法
外来通院での治療を第一選択とし、副作用対策の万全な治療を日常生活の中に無理なく組み込んでいきます。
2024年 乳がん手術症例数
●乳房全切除術(135例) | 再建術なし(102例) |
再建術あり(33例) |
●乳腺部分切除術(74例) |
医師紹介
医師名 | 寺本 成一(てらもと せいいち) |
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役職名 | 部長 |
卒業年 | H5年卒 |
専門 | 乳房悪性腫瘍、良性腫瘍 |
資格 | 日本外科学会専門医 日本乳癌学会乳腺専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |