本日はいかがなさいましたか?

痛みへの対応

当院では、がんの痛みを和らげるために、オピオイド等の鎮痛薬を処方するだけではなく、病態や今後の見通しを検討し、緩和的放射線治療や神経ブロック等の専門的な治療も積極的に行なっております。

緩和的放射線治療

目的

がん特有の痛みを緩和、患者のQOLを維持・改善する

適応

骨転移(有痛性骨転移、脊髄圧迫、病的骨折の予防)
骨転移以外の疼痛を有する再発・転移病巣
脳転移・腫瘍出血・腫瘍による気道・血管狭窄の狭窄や、食物通過障害など

効果

有痛性骨転移に対する疼痛緩和効果は60-90%程度
放射線治療4~8週後ほどで、疼痛緩和が最大となる

当院の実施体制

年間約80件

神経ブロック

目的

神経を一時的・恒久的に麻痺させることで痛みの緩和、オピオイド等の使用減少で副作用を軽減

適応

肝臓、胆嚢、膵臓等の上腹部内臓悪性腫瘍による上腹部痛または背部痛
ほか、悪性腫瘍に伴う疼痛で神経ブロックが実施可能なもの

効果

痛みを緩和し、オピオイドの使用量を減少させる

当院の実施体制

年間約6件